2008-09-10 「時」 数もなく 日付もなく ただひたすらにうつろう世間はうつりかわりぼくの周囲もうつりかわる出来事が生じ また消え去る新聞の紙面は日々にぎやかでふと気付くと 9・月・10・日と目に映る 総理が辞任し総裁選が始まり総理が決まり国会が解散し総選挙が始まりロビーイングが行われ大集会に参加しアピールし人と出会い意を固くしそしてまた 崩れてゆく ただ次々と 出来事が生じ 話題が生まれそしてうつろいゆくうつろい 風景が流れ昼が夜になり夜が昼になる夜は静寂で、昼は明るくぼくはただ夜の静寂の中にひっそりと生息する時もなく 言葉もなき闇の奥の狂おしき情念とともにお前はいつ ぼくのもとにくるのか