いのちと愛

ごぶさたです。

介助者アンケート、実施中です。
http://www.k4.dion.ne.jp/~karintou/index.html

いろいろとてんやわんやです。

頭の中は、ストレスとプレッシャーでいっぱいです。

そんななか、ちょっと東京へ。

全国大行動実行委員会と、パーソナルアシスタンス☆フォーラムと、新田さん再会(公的介護保障要求組合委員長)。

よくわからんが、このままぼく、どうなっちゃうのか、大変だ。

実行委員会は、まぁぼちぼち。

パーソナルフォーラムは、まぁ思ったこと感じてることを発言。
あまり実りは感じていないかも。。。

新田さん再会は、ちょっとびっくりしたことが。

新田さん入れて、何人かでしゃべっていた。

ぶっちゃけいって、介護は何か?

「愛」だと。。。


「介護は愛」


言ってしまった。



「愛」、それは「いのちを守る」ということ。

(ちなみに、性愛も含む…)


だから彼の活動のテーマは「いのちと愛」。

なんと、公的介護保障要求運動の根幹には、「いのちと愛」があったのだ。

立岩さんの本を読んでいても、どこにもそんなこと書いてないぞ。

自立生活運動の歴史のはじまりは「愛と正義を否定する」ではなかったか?

いろいろ、考え感じてしまう。

でも、ほんまは、愛に満ちている。本物の人間たちは愛に満ちている。

愛を表面的に語らず、黙々と、ときに激しく行動する人ほど、愛に満ちている。

逆説的なんだけどね。

愛。

いのちを支える。いのちを守る。

人のいのちを守ろうとすること。これが新田さんの言う福祉活動。

いのちを守るために、生きる道をさがしていく。

いのちを守るために、制度保障を求めていく。

いのちを守るために、介護保障と介護者の労働保障を求めていく。

介護者は障害者のいのちを考え、「介護」を通じて守る

障害者は介護者のいのちを考え、介護者の労働保障を通じて、守る。

そうして、ともに生きる道を模索する。

おれも生き、おまえも生きる。

おまえも生き、おれも生きる。

いのちを守ること、ともに生きる道を模索すること、これが「愛」。


金と愛は矛盾しない。

金がなければ人は生きていけない。

生きるためには金が必要だ。

だから、ちゃんと金は支払い・受け取る。

人を、愛の犠牲になどしない。

愛の名によって人をつぶすことなどない。

いのちを守る(=生きる)という愛。

自己犠牲の愛ではない。

ともに生きる道を選ぶ愛。


と書きながら、ALSさくら会の川口さんの最近のブログより一部引用。
http://d.hatena.ne.jp/ajisun/20080130

「私は今後一切、愛を語らないでおこう。

当事者からさえ、誤解されるかもしれないが

生存に必要な資源だけを、そろえてたい。

本当に役に立つ仕事をしたい。

闘う武器さえあれば、あとはほっといても

本人が自分の力で立ち上がる。

私たちには、愛を語っている暇などないのだ。

そんな現実主義なら操さんの言葉通りがいい。

「介護は愛ではない。仕事です。」と。」


生きる道を求めていくという共通の基本姿勢。

「愛」はしばしば「愛がない」というかたちをとってあらわれる。