ありがとう この一年をふりかえって

ただいまこの一年間をふりかえっています。
もうすぐ京都を離れ、一人住まいの母がいる名古屋に向かいます。

いろんな人に巡り合えた一年でした。
いい一年でした。

プレカリアートの運動に触れることで時代の息吹を感じました。

役所と交渉していく中で、制度の成り立ちを感じました。

ベーシックインカムを通じて、人とのつながりが生まれました。

介助者運動の当事者として活動するなかで、さまざまな先駆者・同時代人と出会いました。

みなさまありがとうございます。

ぼくのスタイルがほぼ固まってきた一年だと思います。

障害者運動→全身性障害者の介護時間数の壁を突破しました。介助者不足などの問題が残っているものの、大きな課題をクリアしました。来年はピープルファースト全国大会の準備がまっています。知的障害者の自立生活、まだまだ大きな課題です。さらにその先には精神障害者との共存(杉村さん的には「分裂共生」)という課題がまっています。まだまだ先の話です。

介助者運動→まだ端緒についたばかりです。広がりも理解もまだまだ不十分です。ぼくの中でもときどき右往左往してしまいます。たくさんの人の助けが必要です。けど、なんらかの意味で、介助者の主体性を構築していけないか、ふにゃふにゃした主体、遊び心のある主体、なんらかの意味で。その中から、ぼくが自分の人生の道を踏み開いていくような、自分の人生に一本の筋をつけていくような、そうした意味での主体を形成していけないものか。
それは場合によっては「介助という仕事」の枠をこえていく。。。
生きて、仕事して、人から、人に対して、人のために、人のおかげで、そうしたいろんな関係のなかで、活動し休息し、生を営んでいく。
その道は険しいと予想されるけれど、すでにもう歩みはじめている道でもある。
みなさん、ありがとう。

ベーシックインカム運動→時代の波は厳しい。さまざまな人と人とのつながりをつくっていき、ある根本的なところで共有するもの(ネグりの言う〈共〉)をもつ人々の関係を広めていきたい。この一年いろんな人に出会いました。そのつながりが、離合集散をくりかえすものであったとしても、どこか深いところで、「縁」として、「はかなさ」もふくめて、ある永遠の絆で結ばれたものであってくれれば。

また厳しい一年がまっています。でも切り開いていきたい。生き生きとした一年でありますように。

よいお年をお迎えください。