筋ジス病棟

ようやく、筋ジス病棟の患者処遇の問題に手をつけようとする動きが現れた。

今日、JCILに電話があったらしい。

とあるCILより、この問題を全国的な動きで解決していきたい、と。


筋ジス病棟のひどさは、今全国的に問題になっているらしい。

京都でも2,3年前からその兆候はあらわれていた。

年をおうごとに悪くなっていった。

異性介助なんて、あたりまえ。

「患者」だから、性別なんてない。

風呂だって、異性介助。

おやつ禁止。

もちこみ禁止。

理由は、ノロウィルスだとか。

最近では、重い人と軽い人(介助がいるかいらないか)を選別し、病棟わけ。

ボランティアヘルパーの導入。

ここのところ、年をおうごとにひどくなっていっている。

これは昔からだが、しょっちゅう人が、わけわからずに死んでいく。

この前も、わけわからずに、一時入院しただけの知っている人が死んだ。


患者学特集を組んだ現代思想の今月号に筋ジス病棟問題の論稿が掲載されていた。

大きな火種となってくれればいいと思う。

そこに書かれてあるとおり、まさしく、筋ジス病棟は刑務所状態。

患者は、何の希望もない死刑囚の状態。

だって、死を待つしかほか、ないんだもん。


声を出すのは、とても難しい。

「患者や関係者に、迷惑がかかる」と、みな口をそろえていう。

だれも声をあげれない。


けど、声をあげていいんだ、という雰囲気が出てくれば。

いろんなところで出てくれば。

ここ、京都でも、あがると思う。

ぼくは、尽力するよ。


このひどい状態、どうしたらいいんでしょう?
と、ある若い人にたずねられた。

自分で考え、実行する。
ひどい、とつぶやいたり、内輪話をするだけでなく、公に向かって動く、それだけで、いいと思う。

いい方向に向かって動き出しますように。


ちなみに、今日の川口さんの日記は、なんかしんどさが伝わり、ぐっときた。
http://d.hatena.ne.jp/ajisun/20080307